学力向上セミナー の日記
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雪かき
2014.02.16
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2週連続で、首都圏にしては雪が多く降り積もった。通常ならば電気屋には自転車で行くの
だが、自転車がこげないほどの積雪だったので、片道1時間かけて歩くこととした。そんな
中で面白いことに気付いたので、ここに書きたいと思う。
今回雪が積もったのは金曜、土曜の午前である。よって、休んでいる個人営業の店は多い。
そのため、雪かきをしてあるのは、年中無休で営業しているコンビニや飲食店の前ではない
かと推測した。そこで、行きは大通りでかつコンビニや飲食店の前を通るよう心がけた。客が
入ることを考え、歩道や店の入り口は雪かきをしてあるだろう、と。
ところが、その予測は大きく外れた。大手コンビニ・ハンバーガーショップ・飲食店がことごとく
雪かきをしていないではないか。アルバイトの人が雪かきをしているかと思ったら、駐車場や
そこまでの道の雪かきばかりで、歩行者用の通路は悉く雪かきをしていなかったのだ。
幸い長さ40cmほどの長靴を履いていたのでさほど問題は起きなかったが、今日の外出で
改めて『日本は車社会だ』と思ったとともに、雪かきをしていない店舗は歩行者への思いやりが
薄いところだと思った。歩行者よりも車を利用する人がお客様なのだと。『コンビニなど学生が
歩いて安いものを買う』というケースは考えていないのだと。
人の気持ちというのはなかなかわかりづらい。今私は車にばかり配慮する店を非難するコメント
を書いている。しかし逆に車社会で生活している人から見ると、私生活で免許も持たず車を殆ど
利用しない私は、車に対して配慮をしていない生活を送っている可能性が高いからだ。Aという
人から見て良いことがBという人にとって良いかどうかは、実際のところよくわからないと思う。
車という便利な道具を持っている人には、車を持たず歩いている人の気持ちがわからない
ように、世間でmajority(多数派)と言われる人には、minority(少数派)の気持ちはわから
ないし、考えようという発想すらないのだろう。なんとかお互い歩み寄ることはできないのだろう
かと思う1日だった。