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学力向上セミナー の日記

人物評価②

2013.11.19

前回の日記では、人物評価に対して賛同できない理由について書かせていただきました。
実は、現在発達障害や通級の生徒を見ていて感じることがあります。
「この人は本当に発達障害なのだろうか」
「なぜこの人は通級に認定されたのだろうか」

職場の塾で教えている生徒と、発達障害などで悩む彼らと、どちらが教えにくいかというと、
もしかしたら前者かもしれません。特に前々回の日記で紹介した小1の生徒は、教えやすい
生徒トップ5に入るでしょう。それなのになぜ通級なのか?

もし通級に行くべきだと認定したり、障碍者と認定する理由が、『世の中がうまく回転するのに
都合が悪いからだ』というのであれば、それは少しおかしいのではないかと思います。

人が人を評価するとき、必ずといって良いほど主観が入ります。上の立場の人間であるほど、
その主観は固定観念により偏ったものになっていることも多く、一度些細なことで信頼を失って
しまうようなミスをしてしまうと、その人に対しては尽く悪い評価をしてしまうものです。実は私も
職場で不当な評価を得ています。家に帰ってプリントの作成や指導方法を考えているのに、
「お前はどうせ何も考えていない。結果に反映されないということは努力をしていないのと同じ
だ」「人格的にお前は徳がないから、何をやっても言っても良く思われない」など。

人物評価で試験をするということは、逆の言い方をすれば『不合格=人格を否定される』という
ことになります。就職試験に落ち続けると、人格否定をされたような気がして立ち直れなくなる
という例をよく耳にします。学業で落とされる分にはまだ道は残されていますが、試験まで人物
評価となったとき、そこで落とされた人はもう道が残されていないということになるでしょう。
半ば人物評価における戦力外通告を18歳で行うべきなのか、私は非常に疑問に思います。

「勉強で評価されることと人物で評価されることとどちらが良いか」という質問をすると、「人物が
いい」という人は非常に多く、特に勉強が好きでない生徒によく見られます。しかし、人物で評価
されるというのは非常に難しいことであり、認識しにくいことです。そして、不平等な評価を受ける
可能性が高いことを忘れてはなりません。

人物評価を取り入れたいとおっしゃっている方々には、①人物評価で正しくかつ平等な評価が
できるのか、②人物評価で尽くダメだった生徒の対処策は何か、を考えて頂きたいと思います。

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